スーパーディオ
スクーターを修理してきた、Dioだ。数ヶ月放置したら掛からなくなったらしい。たしかにまったくエンジンが掛からない。いくらキックしても掛かる兆しを確認出来ないのでOHしなきゃダメと判断する。
スクーターをカウルからバラした事は無いのだが、超面倒くさい。グロメット、ファスナー、隠しツメ、順序良くはずさないと外れない。なんだこのバラしにくい機械は、まず最初にメットインを外すとか想像が出来ないばらし方である。
サービスマニュアルもないので正しい手順が分からん…。
キャブ回りをみても燃料コックがない、コレが噂の負圧式か!
さっぱり具合が分からない。まあ何とかバラす事が…。
さて、回らないエンジンのチェック項目は定番である良い圧縮、良い混合気、良い点火だ。
まず圧縮だが、キックできちんと圧縮を感じられるので問題無いだろう。
次に点火、プラグを外してみてみる…プラグのガイシが溶けている。熱価は6番、オーナーはフルスロットル多用という、なるほどこれじゃダメだ。
こんなぼろぼろのプラグでは火がとばないのでは…とおもいきや火花は威勢良く飛ぶではないか。
じゃあ混合機だな、とキャブをバラして掃除する。古いガスも全部ぬいてキャブの調子を確認する。ジェット類も掃除して抜けをチェック。よしコレで大丈夫だろう。
しかし一向にエンジンは掛からない。というか爆発が感じられない、何なんだ?
指チョーク(キャブを指でふさぐ)で強制的にガスを吸わせてもさっぱり爆発のかけらも感じられない。
ここでふと気付くのがいくら指チョークでガスを濃くしてもプラグが濡れないこと。シリンダーまでガスが来ていない?
もしかしてと思い、赤さびで固着したナットをたたいて外し、なんとかマフラーを取り外してキックする、すると見事にエンジンは回り始めた。ああコレが噂の2ストのマフラー詰まりか!
叩いても適当なクリーナーを流し込んでもさっぱり効果がないのでもうこれは買い換えるしかないな、と言う事で今日は終了。
ヤフオクで探すと4000円とか5000円とかする…中古のぼろいやつでいいのにな…無いんだな。
こういうのは解体屋もどきにいけば安いらしいけどなー。
だれかスーパーディオ(AF27)、いわゆる縦型エンジンのマフラー譲ってくれないかなあ…。