別なデジタルネイティブ
これはデジタルではなくてインターネットネイティブじゃないのか?とか色々ある。
事実番組中においてはコミュニケーションについてものすごくターゲットされていたし、俺もそう感じた。
個人的には別にデジタルネイティブってものがあるとおもう。
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もう皆解っている事だが、デジタル化が進み、アナログ(リアル)な物と同様の価値をデジタルにも認められるようになった、というのが現在の情報化社会でものすごい事。
これはもうさんざん語り尽くされた事であることは否定しない。
しかし、改めて考えてもたとえばテキストエディタでソースコードを作成すると、それの対価がもらえるってのはすごいのではないか?メールで送ってもCDで送っても対価がもらえるってのは、皆その無形のデジタルに価値を認めているという事だ。*1
昔は錬金術師ってのがいて、ポット(釜)に鉄だとか硫黄だとかを混ぜて金を作る事が魔法の様に言われていたが、いまやデジタルポット、PCさえあれば諸々の作業で本当に金になってしまうという事はもっと評価されるべき。*2
さらに最近は出力がデジタルなだけではなく、道具もデジタルだ。
たとえば「音楽みたいなものは元々データじゃないか」みたいな意見もあるかもしれないが、音楽はちょっと前までは楽器、もしくはテープなどといった記録媒体が必要だったが、今では本当にPCの中でワンストップに完成するし*3、それに違和感がない。
今そういったクリエイティブな事をやろうと思えば「えーと、どんなフリーソフトをそろえるとできるのかな?」と考える人がたくさんいるはず、これこそ個人的にはデジタルネイティブと言っていいのではないかと思う。
何かを作るとき、まずデジタルから作る、必要に応じて現実世界にコピーを取る。
こんな人がまさにデジタルネイティブではないかと思った。
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大げさな、単なるサービス業じゃないか、時間に対する対価だよ。という意見もあろう。まあたしかにそれはそうなんだが。
でも、その理屈だと、材料を採掘した人以外(加工業とかすべて)がサービス業という事になるだろう。ヘタすれば地球から掘るのもサービスだと言えるのではないか。
そうなると、別にサービス業だからどうこう、という事は無いだろう。