チョイノリをもらう

仕事をしていたら、携帯にメールがはいった、題名は「差し上げます」

そうか、また奴隷契約とかお金とか処女とかくれる奇特な女性からのメールか。
そう思って削除しようとしたが、何気なく中身も読んでみた。

人妻からのメールだった、人妻が「チョイノリを処分しようと思います、欲しい人いませんか？」と呼びかけているのだ。

うん？なぜ人妻とわかったか？ なぜなら差出人は俺の友達だった。

勿論速攻で欲しい！と返信、多分俺が一番早く返信しただろう（他にほしがってる人がいるかはしらんが）
何しろメールを最後まで読んでいない、無料であげるって所で返信ボタンを押したから。
（今、これを書きながら後半に気付き、オマケにメットがあるとか、３年選手だとか知った）

その後メールをやり取りし、取り敢えず頂けそうである。
奥さんが原付をほしがっていたので丁度良い、正直チョイノリのパワーに疑問はあるが、タダに勝る物はないのだ。

さっそくどうやってチューンするか考える（※チューンとは調整という意味であり、バカ改造を加える事ではない）

そうだな、まずはボアアップかな、2.0馬力はあり得ないな。後はOHVだけどハイカムくらいはあるのかな、マフラーは交換しない方が良いかな、トルクがさらになくなるだろうし。取り敢えず基本のデイトナかPoshのHP検索するか。（←バカ改造）

しかしネットで検索すると、マフラーとハイスピードプーリー位しかパーツが無い事を知る。ううむ煮ても焼いても食えないバイクとはこの事か。
（マフラーだけは豊富、カチアゲまである http://www.webike.net/sm/180196/488/）

ま、改造の前には調整修理だ。チョイノリで全世界で話題となった「プラスチックのカム」が気になる。
コスト削減に金属精密部品を減らすのは解るが、エンプラを10000回転/sする部品に使うのはどうかと思っていた。
（チョイノリのパワーバンドは5500rpm。後期対策品は樹脂がまぜこまれているらしい、どっちにしても耐久性に難アリらしいが）

で、結論から言えばカムの賞味期限は2000km位らしい、摩耗するとローカムになり、30kmくらいしか出なくなるらしい。

おいおい、オイル交換の周期かよとつっこんでみたが、オイル量が少ない＆常時全開エンジンの為、オイル交換周期は300km毎が良いなどと言う人も居た。

すごいなチョイノリ、1000km程度でクランクケース割ってエンジンのオーバーホールとか、一体全体どこのレーサーだ。
つうか、1000kmはしると段々速度が落ちてくるって一体全体ナラシは何キロの想定なのか。

なんでももらえる車体は1400km走っているらしいので、もうここら辺は交換前提？うーんカムって高いんだよなー、普通一本数千とかするよなー、ブログに価格書いてないかなー…あった、￥780円？安い。精密部品であるはずのカムが、ガスケットの価格より安い。

ただ、安いのはいいがOHVのカムだけあってクランクケースを割らないといけないらしい。自分でできない人は工賃が何十倍もするな…。

等々、つらつらとネットの評判を読み、取り敢えず買ったらエンジンを開けないとな、まずはサービスマニュアル注文しなきゃな、と思ってちょっと楽しい俺が居る。
久々に単純なエンジンさわれるー、ホンダのエイプの腰上チューンナップ以来？

ま、色々頑張った所で遅いという理由で奥さんはあんまり乗らない気もしないでもないが（苦笑）