先日のPHPConf2011で本をいただいたので
先日のPHPカンファレンス2011において、懇親会のじゃんけんゲームで勝利し、いただいたので、感謝の代わりに感想など。
Being Geek ―ギークであり続けるためのキャリア戦略
- 作者: Michael Lopp,夏目大
- 出版社/メーカー: オライリージャパン
- 発売日: 2011/06/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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まず、フリーランスの立場で読めば、「ああ、会社員はこうなんだろうな、大変だなー」みたいな感想
会社役員としての立場で読めば、「ああ、そうねこういう風にもなるよね」みたいな感想
雇われ人としての立場で読めば、「あーあーあるある、判ってない人の仕様変更ひどいよねー」みたいな感想
日本人としての立場で読めば、「まあシリコンバレーはそうなんだろうな」みたいな感想
正直こういう本はアメリカンな感覚が多いので、日本人が読んでも全く役立たないんじゃないかって思っていましたが、同感だなという所も多かったので、IT業界のわりと古いキャリアパスや身の振り方について知りたい若い人は読むのもいいんじゃないでしょうか。
すでに業界に何年もいる人はいまさら読むような必要はないのではないかね、共感はできるだろうけど、新しい発見になりそうなネタはやはりアメリカンなもので、日本で適用できる気はあまりしなかった。
まあ兎に角俺にはコンピューターしかないからメシもコンピューターでしか食えないよ!という人に向けた本なのだが、Geek…というよりSEとか、ITエンジニアとかそういう感じ。
邦題なら「ITエンジニアの歩き方」とかそんな感じか。
個人的はGeekかくあるべしみたいな作者のとらえ方もイマドキではないと思っていて、どんな仕事やってても、家でやることやってればGeekだとおもうし、これこそがGeek!という価値観はちょっと古い気がしないでもない。(ただ、これは日本的な感覚なのかもしれない)
もらっておいてこの感想も無い気がするが、カッコイイタイトルと装帳の割には、書いてあることは作者の泥臭い仕事論(しかもちょっと古い気がする)みたいな感じなので、シリコンバレーにあこがれている若いGeek以外は、技術書をかったほうがよい。