iSCSIで運用してみたいな
iSCSIの何が良いかと言われれば、Blockデバイスとして扱われるのでNAS*1で悩ましいUIDやらパーミッションやら、とにかく雑多なマッチングを物理ディスクと同様に考えれば済む、と言う事だろうか、NASはややこしすぎるのだ。
NASで動かないアプリ*2は速度的にローカルにディスクがないと困る物ばかりなので(例えばDBとか)その辺りはまあと言った感じだが。
ネットワークストレージは1台のサーバの有限な拡張性を打破し、特にCPUノードを身軽にできるとても素晴らしい物だ。しかしSMBやNFSは色々な問題をを抱えている、まとめたりバラしたりが非常にやりづらいし、特に実利用では速度*3が問題になる。
そこでハイエンドではFCでSANがアタリマエな訳だ、色々な商用ソリューションがあって色々な問題を解決している。しかしいかんせん高すぎる。ちょっとしたサイトや、ちょっとしたLAN、個人などではとても購入など出来ない。
そしてEtherのインフラはどんどん安く高速になっている中NASが注目されているのは周知の通りだ。前述通り問題があるのでバックアップ用という意識が強いが。
しかし今ではJumboフレーム対応のHUBもとても安価になり、通信は高速化されている、高いカードではTCPがオフロード*4対応となり。このまま行けばよほどハイエンドでなければファイバチャネルの意義は薄れてゆくだろう、と思っている。
つまりiSCSIが数年前に熱心に提唱していた時代が来たのだ。
はやい、やすい、うまい。知恵と勇気と努力で費用対効果のたかいソリューションを利用するのがウチの会社ですので是非活用していきたい!。
勿論NASは一対多というアクセスが可能な事が売りなので*5コレが流行ったから無くなる、と言う物ではないのは言うまでもない。*6
最近はOpenSourceでもまともな物がでてきて、
http://sources.redhat.com/cluster/gnbd/
とか出たらしい、iSCSIより手軽ならばコレも有りかな。